単身赴任を生き抜くブログ
40代にして単身赴任中です。 同じような境遇にある方々のご参考になればと思い、わたしの単身赴任生活のノウハウを公開します。
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VIPライナー搭乗記
<VIPライナー概要>
単身赴任先での仕事の関係などで早めに着いた方がいいような場合には、このVIPライナーを使っています。
VIPライナーは、平成エンタープライズ株式会社が運営する高速バスの商品名です。
東京周辺と、中部・北陸・関西を夜行で結んでいます。
東京周辺の出発地・到着地は割合細かく、たとえば東京-大阪間では、大宮、志木、さいたま新都心、王子、千葉、TDL、秋葉原、池袋、新宿、東京駅、川崎、横浜での乗降が可能です。大阪周辺では、京都、新大阪、大阪駅、長堀橋、なんば、天王寺、岸和田、USJ、神戸三宮となっています。乗降地、グレードの違う15便が一日に往復しています。
管理人の使用路線でいえば、鉄道会社系バスが片道7,000円台前半であるところが、週末で5,000円前後、高い時期では6,000円を超えることもあります。あまり安いとはいえません。ウィークデーなら3,900円というのがありました。
少し調べただけですが、直販でも楽天トラベルでも、料金は変わらないようです。
Tポイントがつくというのは、VIPライナーの特徴です。楽天トラベル経由だと楽天スーパーポイントとダブルでたまりますので、そちらの方がお得かもしれません。
<車内の様子>
VIPライナーの車両・シートは数多くの種類があります。
もっともグレードの低い「スタンダード・シート」は、以前記述したKBライナー並みの横4列、縦12列シートになります。値段はKBライナーよりは高めだと思います。
4列シートの「楽のびシート」は11列になり、隣席との間に肘掛けが設けられています。
4列シートの「電動バックシェルシート」は4列シートとしては最高クラスかもしれません。といいますのは、その名の通り、後ろの部分がシェル状のパーツで囲まれていて、シートをいくら倒しても後ろの人に気兼ねする必要がないのです。縦に9列しかなく、隣席とのあいだにはしっかりした肘掛けがあり、上からはカーテンも吊されています。管理人としては下手な3列シートより満足のいく水準です。
3列シートでは、「低反発シート」「デラックスシート」「電動バックシェルシート」の三種類があります。乗ったことはありませんが、最近の3列シートは十分ゆったりしているので、おそらく電動バックシェルシート以外でも質的には問題ないでしょう。
グレードの高いバスでは、モニター付きだったり、電源があったり、無線LANがあったりと設備も充実しているものもあります。当然、トイレもあります。
平日は鉄道会社系のバスと同じくらいの値段ですが、週末がからむとむしろ高いくらいになるようです。設備の面では、上回っているように思います。
サイトには写真やレイアウトが豊富に乗っているので、下手に管理人が解説するよりはそちらを参考にされるのがいいでしょう。
遅延証明書もネットから発行できます。このあたり、比較して悪いですがKBツアーとは違います。
管理人が乗車したときは満席でしたが、特に不快な思いもすることなく、快適でした。隣席との間にカーテンがあるというのは結構助かります。

<予約>
直販サイトか楽天トラベルから可能です。他のサイトを通しての予約が可能かは承知していません。楽天と比較する限り、前述の通り値段に違いはないようです。運営会社の窓口に電話して予約することも可能ですが、300円の事務手数料がかかるようなので、あまり利用価値はないでしょう。
直販サイトでは、会員でなくても予約はできるようです。Tポイントはここで番号を入力すれば加算されるようです。楽天トラベル経由だと事後申請が必要になります。
その次に支払い方法を選択します。銀行振込、カード、コンビニ、ジャパンネットバンク/楽天銀行 が選べます。郵貯銀行、Pay-easyも支払い方法の説明が別のページにありますが、予約ページからは直接選択することはできませんでした。「銀行振込」の一種として扱われているのでしょうか。利用したことがないので分かりません。
予約変更についてはできず、一旦キャンセルのうえ再予約とあります。詳しくは、後述のキャンセル・返金をご参照ください。
乗降地の変更は会員はオンライン、非会員は電話ですることになっているようです。平日10:00~17:00、土日祝日13:00~17:00が繋がるようですので、普通でしょう。
<乗車>
管理人は新宿から乗っただけなので地方都市発の場合はよくわからないのですが、新宿の場合は受付(ラウンジ)が2箇所あり、便によって使い分けられています。管理人の場合は、VIPラウンジ2号館となっていました。山銀ビル4階です。VIPラウンジ1号館の場合は田畑ビル3階です。といってもそれだけでわかる人はまずいないと思いますが、両方とも西口の新宿郵便局のすぐ近くになっています。
VIPラウンジ2号館の場合、1Fにダイコクドラッグ西新宿店が入っている山銀ビルの入り口から、エレベーターで4階まであがります。ドアを開けると、すぐ右側に端末があって、ここに名前と電話番号を入力するか、送られてくるメールについているQRコードをかざすと、乗車券が発券されるシステムです。
あとはラウンジの中で、テレビを見るもよし、ゆっくりくつろぐもよし。コーヒー、紅茶、緑茶、ほうじ茶に味噌汁まであります(なんばVIPラウンジには味噌汁はないそうです)。無線LANも使えますし、備え付けのインターネット端末も無料、フットマッサージも無料です。サイトで解説していますので、自身でご確認いただいた方がいいですね。ちなみにお土産まで売っています。
適当な時間になると、係の人が声をかけますので、階段を降りて外に集合します。そこで一度人数確認があり、遠足の小学生のような気分になります。50メートルほど歩いたところでバスが停車していますので、乗り込めば完了です。

<移動中>
発車後に車内の設備や経路案内などがありますが、VIPライナーの場合はDVDを流してモニターでやっています。いままで利用していたKBツアーや鉄道会社系のバスでは乗務員のマイクでやっていたので、飛行機と見まごう方式に一瞬面くらいました。
管理人の利用するバスではトイレはないので、途中の3回の休憩は貴重です。概ね2時間ごとに停車します。照明はあまり明るくしないので、寝ている人はいいですが、外に出るときは注意が必要です。管理人は座席と間違えてほかの人の肩をつかみそうになったことがあります。
最後の夜明け前の休憩では、星がきれいに見えました。サービスエリアの照明が明るく、天の川までは見えなかったのは残念です。
<降車>
特段解説することもありませんが、いろいろとある高速バスの中で、単身赴任先に最も早く到着するのがこのVIPライナーであるというメリットを、管理人の場合は享受しています。
<キャンセル・返金>
キャンセルは、会員はオンライン、非会員は電話で手続きをすることになっています。平日10:00~17:00、土日祝日13:00~17:00とされています。、キャンセル料は、出発まで7日を切ってしまうと30%、前日は40%、当日50%、夕方以降は100%となっています。
カード払いの場合はカードから、それ以外の場合は、CASHPOSTという送金サービスを使って返金を受け取ることになります。利用したことがないので分かりませんが、CASHPOSTでは銀行振り込みか、ローソンでの返金が受けられるようです。送金手数料はVIPライナー側はみてくれません。
先日搭乗記をアップしたKBツアーは自社ポイントに変換でき、利用を続けるなら事実上返金手数料なしになりますが、VIPライナー運営会社あて照会したところ、キャンセルの場合はいったんすべて返金しているとのことでした。つまり、100%返金されるとしても返金手数料分は減額されてしまいます。直販でも楽天トラベルを経由するとキャンセル面でメリットはないかとサイトをよく見ましたが、確認はできませんでした。

<まとめ>
12列のスタンダード・シートポイントはこだわることはないと思いますが、自分だけ拒否しても無意味です。
惜しいのは予約変更時の対応ですね。いったん返金するというのは、利用者からみれば不便であり、また、返金手数料がかかります。乗る気のない予約でまっとうな利用者があぶれないようにして全体の値段を抑えているという説明は成り立ちますが、釈然としないところも残ります。
最後は経営判断ですが、個人的には改善を望みたいです。
管理人の場合は、諸事情により経済性を追求しないといけないので頻繁に利用するわけにはいきませんが、日程変更の可能性が低い場合には主要候補の一つとなりそうです。
最後に、今回キャンセルに伴う返金の照会で運営会社にお尋ねしましたが、金曜夜遅くのメールに対し、土曜の朝八時に丁寧な回答をいただきました。そういう点では、サービスが行き届いていると言えそうです。
by 単身赴任サバイバー
プロフィール
妻1子2。
月イチ程度で自宅に帰っています。
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