単身赴任を生き抜くブログ
40代にして単身赴任中です。 同じような境遇にある方々のご参考になればと思い、わたしの単身赴任生活のノウハウを公開します。
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KBライナー搭乗記
<KBライナー概要>
管理人の主要帰省手段はバスであると以前記載しましたが、今回は、そのなかで最もお世話になっているKBライナーについてご報告します。
KBライナーは、高速バスツアーズ株式会社(KBT, Kousoku Bus Tours)が運営する高速バスの商品名です。
KBライナーの最大の特徴は、とにかく安いことです。管理人の場合、鉄道会社系バスは片道7,000円台前半の水準ですが、KBライナーの場合はサイトからの直接予約であれば、週末でも3,000円台(時期によって3,000円台の下の方から上の方まで変動します)、月~木の便であれば2,500円程度になることもあります。
路線によっては、早割りや往復割引もあります。
数ある高速バス業者のなかでも最安値圏だと思います。
チケットは直販サイトのほか、楽天トラベルでも扱っていますが、500円程度高くなるようです。なお、楽天トラベル
と直販を比較すると、運営会社によって料金に差があるところもあれば、そうでないところもあります。
運行区間は、東京又は神奈川と、東北・北陸・近畿・中国エリアとの間となっています。すべて夜行です。
管理人の乗る路線では、運行は、千葉みらい観光(白いボディ)と三栄交通株式会社(青いボディ)の二種類があります。管理人の場合はほとんどが千葉みらい観光です。一日二便あるうちの、早いほうが千葉みらい、遅い方が三栄交通になっているようです。

<車内の様子>
多くの格安高速バスが11列シートを使用しているなか、こちらは12列です。もっとも、11列だろうが12列だろうが、平均的な日本人男性にとっては狭いことに変わりはありません。特につらいのはシートを倒せる角度です。思い切り倒すと後ろの人はとてもではないですが眠れません。遠慮がちな管理人の場合は、ほんの少し、1段階かせいぜい2段階倒すだけにしています。後ろの人には感謝されているかもしれませんが、眠りは浅いです。
・・・と、ずっと12列だと思っていたのですが、先日乗車した時によくよく数えたら11列でした。最後列には12との表示があるのですが、おそらく4列目が欠番になっているのかと思います。
高速バスに慣れている方が多く、思い切り倒す人はまれです。先日乗車した際には、「倒していいですか」と一声かけて了解をもらった直後、容赦なく倒せる限り倒した人がいて、ちょっと戻してくれといわれていました。横目で見ていましたが、確かに、倒しすぎでしょう、あれは。あまり見ない光景です。
横方向には、2列、2列の4列シートとなっていますが、2列並んだシートの間には、肘掛がなく、領土紛争の火種となっています。シートの幅自体もやや狭い気がします(その分、通路は広いのですが)。腰のあたりで隣の人と接触することが多いです。
同性で座るように配置されているので、そういう意味で困ることはありませんが、大柄の人の隣になってしまうともう窮屈でたまりません。
アメニティはブランケットのみです。他社のもう少し高いバスにすると、紙のおしぼりやお茶、アイマスクなどが提供されますが、KBライナーの場合、それ以外には本当に何もありません。(新宿の受付では耳栓などを販売しているようです)
もちろんトイレもありません。
こんなバスですが、かれこれ5,6回は10回以上乗っています。週末であろうとなかろうといつも満席です。(たまに、乗車率50%くらいのこともありますが)
利用者は若い人が多いようです。管理人の乗る便であれば、30歳前後までの女性が1/3くらいいます。週末東京に遊びに来ているのでしょうか。あるときなど、7割以上が女性でした。
管理人は年齢的には上から10%くらいのところにいるようです。すっかりおじさんです。
いまのところ、車内で騒いで他人に迷惑をかけるような方とは遭遇していません。
正直なところ、金曜の夜発、月曜朝戻りのスケジュールで往復ともKBTを使うのはかなりつらいです。若い人は元気だなあといつも思います。
<予約>
前述のように、予約は直販サイトがお勧めです。IDを登録する必要がありますので、むやみにIDを増やしたくないという方は、少し高くなりますが楽天トラベルから予約されるといいでしょう。たまにしか使わないのなら気にするほどの値段の差はありません。
予約画面は特に解説はしません。管理人は、往復どちらかをもう少しグレードの高いバスにすることが多いので、往復それぞれの料金を調べたいのですが、予約サイト等によくある出発地と目的地の入れ替えボタンがない点は不満です。
座席指定ができる便もあるようですが、数百円かかります。管理人の使う便では設定できないようです。
支払いはコンビニか、カード、楽天銀行、郵貯銀行、Pay-easyなどとなります。管理人はもっぱらコンビニを使います。コンビニ払いなら、予約した日の三日後までに支払うことになっているので(出発日が迫っていると期日は変わります)、仮予約のつもりでおさえておいて、状況が悪くなったらそのまま流してしまうことにしています。週末便は結構早くに埋まってしまうので。
直販サイトでは、100円で1点となるポイント制があります。100ポイントから使えるので、使い勝手としてはいいほうでしょうか。
なんらかの理由で予約の変更をしなければならない場合は、一応サイト上にも変更のページがあり、オンラインである程度のことができるように書いてありますが、管理人の使う路線に関しては事実上機能しておらず、電話でお願いすることになります。東京大阪間など利用者の多い路線なら機能しているのかもしれませんが、管理人にはわかりません。
電話は平日の13:00-17:00の受付となっています。土日は受け付けていません。また、電話番号は予約変更のページには記載されておらず、問い合わせページで探しました。電話の受付時間も不満ですが、その番号が必要となるページに書いていないところなどは、費用もかからないので改善してほしいものです。(注:オンラインでの変更、キャンセルが可能になりました)
なお、変更は1回だけ可能ということになっています。鉄道会社系の高速バスでもそんなものなので、ここには特に不満はありません。

<乗車>
前日に乗車確認メールが送られてきます。もちろん返事の必要はありません。
当日、乗車場所に向かいます。地方発の場合は待合所のようなものはありませんので、近くで時間をつぶし、ころあいを見計らってそこに向かうことになります。気候がよければいいですが、夏や冬、雨の日はちょっと大変です。
東京の場合、実際にバスに乗る場所ではなく、新宿の第二佐山ビルの4階にまず行って、受付をすることになります。この受付は、中日本エクスプレス、グレースライナーとの供用となっているので、受付時には、バス会社名、行き先、名前を告げることになります。予約時のメールや、領収書を持ってくるよう書いてありますが、運用上は口頭でも問題ないようです。
受付の横のスペースには、お茶、椅子、トイレがあって、簡単な待合所になっています。ちなみに、2階にはさくら高速バス、キラキラ号の受付があります。受付では、実際の乗車場所への案内図を渡されるので、それを見ながら自分で向かうことになります。誘導はありません。
実際の乗車場所は、すぐ近くのワシントンホテル手前のつるやゴルフの前になります。信号にひっかからなければ受付から徒歩2分程度です。
つるやゴルフの入り口は建物から奥に引いているので、その空間で待っている人が多いです。扉はないのですが、風雨のなかを外で立っているよりかなりましです。
バスが来れば、バス停にいる案内の人が声をかけ、乗車が始まります。地方発では、人数が少なければわさわさと集まってきた者を適当にさばいている感じです。一時期、車内預けの荷物は引換券をもらっていしたが、現在は特にそういう確認はしていません。
座席はこのときまでわかりません。管理人の乗車地では、口頭で席の番号を聞くことになっています。
新宿ですと、目的地が遠い順に並ぶように案内があります(管理人は複数都市を回る便に乗っているので)。同じように荷物をあずけ、乗車口に掲示されている座席表をみて自分の名前を探すことになります。
満席時は50人近い人が列を成すので、ここで自分の名前を探すのに時間を要する人が多いところが構造的な問題です。乗車時に指示してくれることもあります。とはいえ、ほぼ満席であることが多く、一斉に乗り込む新宿では、もう少し何とかならないかと思います。
<移動中>
乗車してしまえば、1時間弱で消灯となります。
その後、2時間ごとくらいをメドに3回の休憩があります。休憩のときは非常灯くらいしかつけないバスもありますが、KBライナーの場合はしっかりと点灯しますので、目が覚めてしまう人も多いようです。(2014年3月以前はアナウンスもありましたが、これはなくなりました。)
以前は、3回の休憩がそれぞれ15分くらいだったのですが、2013年10月に利用したところ、最大で30分以上の休憩がありました。
休憩地は、試行錯誤が続いているようで、2013年当初は最初の降車地点までに3回でした。それが、最初の降車地点まで2回、その後1回の休憩に変わっていました。
2014年7月には、最初の降車地点までに3回、以降1回になっていました。
ドライバーの健康面も考えれば、二時間に一回の休憩は適当かと思います。
ちなみに、KBライナーのカーテンは遮光性がそれほどではなく、トンネルを走っているかどうかくらいははっきりとわかります。はっきり言えば明るすぎです。こういうところにもうちょっとお金をかけてほしいです。
<降車>
いよいよ降車です。降車そのものは特筆すべきことは何もないのですが、管理人がKBライナーをよく使う理由のひとつは、到着時間が比較的早いという点にもあります。その後の公共交通機関との接続を考えると、定刻としてはもう少し早いほうがいいのですが、この程度はやむをえません。
前のバスの降車待ちのために電車に乗り遅れたことが一度だけありました。これでKBライナーを攻めるのは酷と思っています。
<キャンセル・返金>
管理人はキャンセルはしたことがありませんので実態はわかりません。
カード、コンビニ、Pay-easy、楽天銀行などのネットバンクなどのほか、ポイントで返金ができるようです。
コンビニ、Pay-easy、ネットバンクは525円の返金手数料がかかります。カードは不明です。サイトを見る限りは返金手数料の記載はありません。
ポイントで返してもらう場合は返金手数料がかからないと明記されていますので、また利用する見込みがあれば、こちらが有利でしょう。
連絡は電話でする必要があるようです。これも改善を望みます。(注:gネット対応されています)

<まとめ>
車内環境などいまひとつですが、値段の安さと到着時刻の便利さで高く評価しています。到着した日の仕事は本当につらいものがありますので、できることなら使いたくはないのですが。
なお、管理人は、KBTとは何の関係もありませんし、一切便宜を図ってもらったこともありませんので、感じたことを書いています。事実に反することがあればご指摘を願います。
この記事は、2013年10月から2014年7月の情報に基づいて記述しています。
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by 単身赴任サバイバー
プロフィール
妻1子2。
月イチ程度で自宅に帰っています。
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